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日産 エクサ——Tバールーフとキャノピー、車体の後ろ姿で遊ぶ小型クーペ

日産 エクサ——Tバールーフとキャノピー、車体の後ろ姿で遊ぶ小型クーペの記事見出し

日産エクサのキャノピー仕様は、前から見ると低いクーペ、後ろへ回るとワゴンのような表情を見せます。車体の後半をどう作るかで、同じ小型車でも印象が大きく変わる。その面白さを形にしたモデルです。

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Tバールーフとキャノピーの構成

KEN13型エクサの特徴は、Tバールーフと、後部にワゴン形状のキャノピーを持つ仕様です。リトラクタブルヘッドライトも備え、灯火、屋根、後ろ姿のそれぞれが外観に変化を与えます。キャノピーの形だけを見て一般的なワゴンと同じ用途を想像するより、クーペの車体を別の表情に仕立てたものと理解すると自然です。後端まで一続きに見ることで、造形の意図が伝わります。

パルサーのクーペから独立へ

1986年10月、3代目パルサーのクーペ系モデルが独立する形でエクサが登場しました。それ以前のパルサーエクサと今回のモデルは、名前がつながっていても区別が必要です。先代の限定コンバーチブルの話を、キャノピー車の生産事情として読み替えることはできません。車名の歴史を追うときには、名称だけでなく車体型式と時期をセットで見ることが大切です。

小型クーペに後ろ姿の選択肢

エクサを比較するなら、エンジン性能と同じくらい車体後部の造形が重要です。一般的なクーペの姿に加えてキャノピーを用意した点に、生活の道具を選ぶときのような楽しさがあります。ただし外観の形と荷室の使いやすさは別なので、現車では開口部や奥行きを確かめたいところです。写真では後半の造形が見える角度を選ぶと、この仕様の特徴をつかみやすくなります。

主要スペック

表は日産が保存する1986年式キャノピー・タイプBに限定した数値です。先代パルサーエクサや他の年式を含めた共通値ではありません。

項目内容
対象年式/型式1986年/KEN13
対象仕様キャノピー・タイプB
エンジンCA16DE・直4 DOHC・4バルブ
排気量/最高出力1,598cc/120PS・6,400rpm
全長×全幅×全高4,230×1,680×1,295mm
ホイールベース/車両重量2,430mm/1,080kg
前後サスペンションストラット/パラレルリンク(独立)

コレクターズガイド:屋根と後部を丁寧に見る

見学時はTバールーフのパネルや周囲のゴム、キャノピーと車体の収まり、室内に残る水染みを確認項目にできます。開閉する部分や接合部を持つ車では、外板の光沢だけで状態を読み取るのは難しいためです。補修歴があれば、どこをどう直したかも残しておきたい情報です。特徴的な部品をそろえる楽しみと、今後どのように維持するかという具体的な計画を一緒に考えたい車です。

日産史にある小型スポーティモデルの系譜

公式解説によると、先代パルサーエクサはワンメイクレースでも使われました。小型クーペが競技の場にもつながっていたことを示す記録です。その系譜を知ってからKEN13型を見ると、キャノピーという意匠の変化がいっそう際立ちます。名前を受け継ぐことと、同じ商品像を繰り返すことは同義ではない。その違いをたどれる点も、エクサの歴史の面白さです。

モータースポーツの記録は世代を分けて読む

先代の競技歴は、後のキャノピー・タイプBの戦績を意味しません。クラシックカーの記事では、車名が同じという理由で別世代の実績が混ざることがあります。保存車の資料と先代の資料を並べ、どの車体にどの説明が付いているかを確認すると理解が深まります。エクサでは、レースの物語とキャノピーの造形を、それぞれのモデルが持つ魅力として味わいたいところです。

よくある質問

パルサーエクサと同じモデルですか?

本稿は1986年登場のKEN13型を扱っています。先代パルサーエクサとは、車名のつながりを持つ別世代です。

キャノピー・タイプBとは何ですか?

後部がワゴン形状となるキャノピー仕様のグレードです。公式保存車は専用アルミホイールを備えるタイプBとして紹介されています。

表の車重を別のエクサにも使えますか?

使い回さず、その個体の仕様資料を確認してください。表の1,080kgは、ここで取り上げた保存車に対応する数値です。

公式出典:日産ヘリテージ:エクサ キャノピー・タイプB日産ヘリテージ:先代パルサーエクサ

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Author of this article

クラシックカー専門ライター。自動車雑誌の編集部に12年在籍し、欧州車・国産旧車の取材を担当。独立後はイタリア・英国のクラシックカーイベント取材やオーナーインタビューを重ね、これまでに試乗・取材した旧車は300台以上。愛車はアルファロメオ ジュリア スーパー(105系)と、レストア中の国産旧車1台。「名車の物語を、次の世代に手渡す」をモットーに、スペックの羅列ではなく“そのクルマが生きた時代”まで伝える記事を心がけている。

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